声優になれない人の特徴
・芝居好きではなくただのアニメ好き
・緊張に弱く積極的に前に出れない人
こんにちは、私は声優になれなかった人です。
かつて声優専門学校2年、声優事務所の研修生2年の計4年間を声優への道に費やしていました。しかし、その狭き門に入れずに諦め今では別の道を歩んでいます。
今回は声優になれない人=私自身という視点になりますが特徴を2つお話していきます。
①芝居好きではなくアニメ好き
・声優になれる人→お芝居もアニメが好き
・声優になれない人→アニメが好き
私から見て声優デビューができていた人は
アニメだけでなく芝居そのものが大好き、という人が多かった印象です。
ここでいう芝居とは
マイク前で声だけでする声優の芝居ではなく
舞台上やカメラ前でするような体を使った芝居のことです。
役やセリフについて考察したり、舞台を観に行くのも好きな人は声優としての演技も上手く、デビューができていました。
そして私はというとただのアニメオタクでした。
舞台なんて見たこともなかったし、
役について考えるのもめんどくさかったです。
アニメに声をあててかっこいいセリフを言う自分を想像したらすごくわくわくしただけで、他の人のように芝居そのものを愛することができませんでした。(好きになる努力はしましたが)
でも、声優は役者です。
体を使った演技ができない人はマイク前でも演技ができません。実際レッスン等でやらされるのは舞台のような体を使った演技ばかりです。
その結果、芝居に興味が持てず成果も出すことができませんでした。
あなたはお芝居というものが好きですか?
それともただのアニメ好きですか?
体を使った演技は別にそこまで好きじゃない…
「そんなのいいから早くマイク前でセリフ言わせてよ」
と思う人は声優はやめた方がいいです。
もし声優になりたいのなら
声優を役者と捉え、芝居を愛することを始めてみてください。
②緊張に弱く人前に積極的に前に出れない人
・声優になれる人→緊張よりわくわく
・声優になれない人→わくわくより緊張
今あなたは演技のレッスンに参加しているとします。
緊張感の中、鬼監督と有名な人に台本を渡されました。
“誰か1人この役を前に出てやってください”
その役はどうやらあなたにあっていそうな役です。
さあ、あなたならこのときどう感じますか?
うわ..できそうだけど上手くできるかな…
どうしよう…失敗したらやだな…
怒られたらやだな…
と緊張するので様子をみますか?
それとも
この役絶対自分に合ってる!
やりたい!はい!
と迷わず手を挙げますか?
こういうちょっと緊張感のある場面で消極的になってしまう人はそもそも性格的に向いてないです。積極的に”私がやるからみてて”という気持ちになれるタイプの人じゃないと役者の世界は難しいと思います。(とんでもない才能があれば別ですが)
もちろん私は消極的なタイプだったので
どんどん埋もれていってしまいました。
誰もやる人がいないならやる、というようなスタンスでは務まりません。もしこういうストレスや緊張に弱いとか、人前が少し苦手な気質を持っているなら絶対に声優はおすすめしません。
もちろんそんな自分を変えることもできるでしょう。ただしかなりの努力が必要なので覚悟しておきましょう。
最後に
いかがでしたか?
当てはまった人は
・声優を諦める
・死ぬ気で自分を変える
の2択から選んでください。
私は残念ながら諦める方を選びましたが、
皆さんの中からスターが現れるかもしれません。
皆さんの健闘をお祈り申し上げます。